BELS・ZEH

BELS

一般社団法人 住宅性能評価・表示協会によって運用されている 建物の省エネ性能(燃費)について評価・認定する制度のことす。お家の新築・購入をお考えの方なら一度は聞いたことがある制度ではないでしょうか。BELS認証を取得することで受けられるメリットはたくさんあります。ここでは同じく省エネ住宅に関する単語で混同しやすいZEHとの違いや、BELS取得によって受けられるメリットについてご紹介します。

詳細

 BELSとはBuilding-Housing Energy-efficiency Labeling Systemの略語で、2014年から国土交通省が建築物の省エネ性能の評価に特化して日本国内で初めて統一された評価の指標です。BELSを取得した建物にはBELS評価書が発行されるので、住宅の省エネ性能を証明することができます。
 簡単に説明すると、一次エネルギー消費量の基準値であるBEIという数値が小さいほど省エネ評価が高く、数値に順じてさらに分かりやすく★が0~6個の7段階の星マークにして可視化したものになります。

画像出典:国土交通省ホームページ
「建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度事業者向け概要資料 第 1 版 (2023 年 9 月) 」より抜粋
https://www.mlit.go.jp/shoene-label/images/guideline_gaiyou.pdf

 BELSの評価は★6個までですが、さらに性能が高い「ZEB(ネット・ゼロエネルギー・ビル)」、「ZEH(ネット・ゼロエネルギー・ハウス)」という制度もあり、これは1年間の再生可能エネルギー量が一次エネルギー消費量と同等以上になることで、ゼロエネルギーの建物ということになります。
 エネルギー消費を50%以上削減し、創エネをすることで消費分をまかないます。
 現在、ZEHは広く普及し、ZEB評価を獲得した建物も続々と増えています!

画像出典:(一社)住宅性能評価・表示協会
「BELSプレート・シール アイテム一覧 」より抜粋
https://www2.hyoukakyoukai.or.jp/uc/files/bels_i_2024_mn.pdf

BELSを取得するメリット

ZEH達成で補助金申請が可能

 BELSは求められる高い基準をクリアすることでZEHを取得できます。最近では環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携してZEH住宅の普及に向けた取り組みを推進するために補助金制度を行っているため、ZEH取得で申請が可能になります。
 2025年の新築住宅の補助金は、GX志向型住宅で160万円、長期優良住宅で80万円、ZEHで40万円です。2025年の補助事業(子育てグリーン住宅支援事業)では、GX志向型住宅という新しい省エネ住宅の区分を創設し、補助の対象にします。居住中の住宅を解体し建て替える場合、長期優良住宅とZEHでは20万円加算されます。 国土交通省の「子育てグリーン住宅支援事業について」より詳細な情報をご確認ください。→こちら

家の価値が高くなる

 BELS認証を取得している住宅は、省エネルギー性能が明確になるため、物件の価値が可視化されます。 さらに、エネルギー効率が良いため、光熱費のランニングコストを抑えられる点でも魅力的な住宅と言えます。

独立した機関による客観的な評価

 ハウスメーカーや工務店などが公表するデータは、各企業の独自基準によるものであり、取得方法や条件が異なる場合があります。その点、BELSは第三者機関が評価を行うため信頼性が高く、お客様にとって建物の性能を比較しやすいと言えます。

建物の何を計算に使うの?

窓や外壁の 性能・大きさ・厚さ といった外皮性能と、
設備機器など(空調、換気、照明、給湯、エレベータ)の一次エネルギー消費量を計算します。 

どこに申請するの?

BELS登録機関に登録された審査機関に申請します。

BELSを取得したけれどどうやってPRすればいいの?

「BELSプレート」をBELSを取得した建物や企業の受付、入口などに設置することでPRができます。BELSプレートは★の数が一目で分かり、置き型や壁に取り付けるタイプ、ステンレス素材やアクリル素材、A6~A4サイズなど複数の種類がありご希望のアイテムをお選びいただけます。
BELSを取得された際にはぜひご検討ください。

PAGE TOP